2016/10/03
ご挨拶
5冊だけの本屋を細々とスタートしてから1年ちょっと。
こちらで気ままに本のことなど綴ってきましたが、
いろいろと思うところもありブログをお引越しすることとなりました。
これまで、ブログは自由気ままにやってきておりました。
IGのほうがやはり手軽で、便利。
だけど、やはり私はブログで丁寧に言葉を綴りたいという思いが強く、
ブログを中心にもっと5冊だけの本屋のサービスを増やしていきたいなと
思いました。
結局、アナログ人間な私にはこのブログは使いこなせませんでしたが、
これからも私らしくマイペースに日々のこと、本のことなど綴っていきたいと
思います。
よろしければ新しいブログでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
新しいブログ↓
5冊だけの本屋
2016/09/29
『Presents』角田光代、松尾たいこ
なんて美しい物語だろう。
この世に生まれて初めてもらうプレゼントは名前、
そして、ランドセル、
初キス、
鍋セット、
ヴェール、
涙、
女性の人生におけるさまざまなプレゼントの物語が
かわいらしくて美しい絵と共に綴られている。
「名前」では、
春に生まれたから春子。
そんな平凡な名前が嫌だった主人公。
そういう春子も春に出産をすることになり、
春の生命力に溢れたキラキラと輝く世界を目の当たりにして、
改めて春子という自分の名前に愛を感じる物語。
今の今まで、名前のことなんて意識することなく生きて来たが、
改めて自分の名前について考えると、
親のいろいろな思いが詰まっていて、
なんだか、親の声が聞きたくなったりした。
こうして、一冊の本を親子で読むという楽しみもある。
娘は母に名前の由来を聴いたり、
同じ一つの共有する思い出を、
それぞれの目線から話すと新たな発見があったりする。
松尾たいこさんの優しく美しい絵と相まってとても温かくじんわりと
心地のいいお話でした。
個人的にはランドセルの物語が好きです。
2016/09/26
『僕のとてもわがままな奥さん』銀色夏生
また、お久しぶりになってしまった。
いつも書こう書こうと思うのだけれども、
やっぱりインスタのほうが気軽ですいすいしてしまうので
インスタのほうばかりpostしています。
それでも、最近思うのは、
私は言葉を綴るのが好きなので、
やはりブログっていうものがすきだなと思うのです。
インスタだって、ツイッターだってそれぞれにいいものはあるのだけれど、
何年も続けているブログが自分的にはしっくりくるなと
再確認しておりました。
そろそろ秋になるかどうかと思っているのだけど、
やっぱり暑い日が続いていて、
本当に冬はやってくるのだろうか?
なんて思っている。
さて、最近はまっている本。
私の人生の中では、何度となくやってくる
銀色夏生ブーム。
なんとなく読んでいると、その言葉に癒され、
強いメッセージに私は癒されたり、感化されたりして、
なんとなく前に進むことができる。
銀色さんの本の中では断然つれづれシリーズが大好きなのだけれども、
この本も大好きで、何度読み返したことだろう。。。
『僕のわがままな奥さん』っていうタイトルがまず素敵ですよね。
「僕の奥さんはとてもわがままなんです。
だから僕はちょっと怖いです。
最初はこんなんじゃなかったと思います。
つきあってた頃は、すごくかわいくて。」
っていう文章から始まる、
わがままで怖いけどかわいらしい奥さんとの日常を夫目線で
つづった物語。
不器用な奥さんが頑張って作ってくれた餃子がうれしくて泣きながら食べたり、
のどが渇いているときに水をくれず、乾いていない時に水を注いでくれたり、
バスルームにある夫のものを勝手に使うのに、ふたをきちんとしめなかったり、
楽しみにしているスポーツニュースが始まるってときに面倒な話をはじめたり、
奥さんが嫌いで怖くてたまらないけれども、
好きで愛おしくて、夫の深い愛を感じる物語です。
「人にはそれぞれの幸せの形があるんだ。
人と自分は違う。
自分のそれを見つけたら、もう人と比較しないで、それを黙って大事にすればいいんだよ」
短編集になっていて、夜寝る前にベッドで物語を一つずつ読むと
とても気持ちが和らぎます。
この本があまりにも気に入っていて、夫にこの本のよさをアピールしたら、
それって俺が書いたのかな?うちの話だよね?って。。。
きみもよく俺のバスルームのもの使うよね。そして蓋はしないしぐちゃぐちゃ。
それに、俺が何よりも楽しみにしているスポーツニュースを見ようとすると、
それまで自分の部屋にいたくせに急にやってきてぺらぺら話し始める。。
って、まるでこのわがままな奥さんのように言われた(笑)
もしかしたらこの本を読めば旦那さんのことが愛おしく思えるのかな。
気づいていないだけで、こんな風に深い愛情をもって耐えている夫は
多いのかもなんて思ってしまった。
ほっこり楽しめる夫婦の物語です。
2016/09/11
湯河原 白雲荘でゆったりと過ごす。
夫が少し遅めの夏休みをとったので、
湯河原にある白雲荘に行ってきました。
緑に囲まれた静かな宿で、
すぐそばの川のせせらぎを聴きながらゆったりと
過ごせる宿です。
湯河原は、初めてだったけれども、
我が家からはとても近くて、落ち着いたいい場所でした。
こちらの宿は、ミシュランの星を獲得してる懐石料理が有名で、
こちらを選んだのは食いしん坊夫婦な私たちらしいこのディナーが
目的です。
緑に囲まれたモダンなダイニングでいただけます。
季節感あふれる美しい前菜。
どれも本当においしくて、美しくて、食べるのがもったいないほど。
今回のディナーの中でも、特においしかったのはこちらで。
栗のおこわと海老真薯の湯葉巻き。
栗はこの秋初めて食べたので、よりうれしかった。
そして、豪快な伊勢海老とアワビをまるまるっと。
アワビは柔らかいので、切ったりすることなく、
そのままパクパク食べられます。
そんな最高のディナーを食べて、
お風呂に入って、お風呂に入って、、、、
何度お風呂に入っただろうか。
こちらのお風呂は美肌効果もあるようで、
お肌がとにかくつるつるしました。
旅行の数日前にこむら返りになり、足をひきづっていた夫も
無事に完治(笑)
よかったね。
そうして、次の日、もちろん朝一でお風呂に入り、
お待ちかねの朝食。
卵料理と焼き魚は選べるといううれしいごちそうです。
夫はえぼ鯛の開きと茶碗蒸しを、
私はだし巻き卵とアジの開きを頂きました。
南魚沼さんのコシヒカリをそのまま土鍋でいただけるという
おいしすぎるごはんのおかげで、おかわりしました(笑)
本当に最高のお宿でした。
*
ちなみに湯河原ではおいしいラーメンも頂きました。
飯田商店さん。
外観からは想像できないほどの、内装。
まるで割烹料理のお店かというほど美しいカウンターに、
清潔な厨房。
几帳面なご主人の性格でしょうか?
表れています。。
ワンタン入り塩ラーメン。
黒いワンタンは金華豚、白いワンタンは鶏肉だそうです。
チャーシューも鶏と豚の二種類があって、
本当に上品でおいしいラーメンでした。
湯河原に行く機会があればまた行きたい。
2016/08/27
ザカフェbyアマン
念願のザカフェbyアマンへ行ってきました。
しとしとと雨降る中のアマンも、緑と雨のしずくがきれいで
それはそれは幻想的で、都会のど真ん中だなんて思えないほどの
美しさでした。
写真はラタトゥイユのガレット。
ガレットは大きすぎて一人ではとても食べきれなかったけれども、
おいしくいただきました。
ごちそうさま。
2016/08/12
日本の美しい建築を見に行く。
今回は、日本の美しい建築を見に行こうっていうデート(笑)
私は照明が大好きなのだけど、
夫は美しい建築が大好きなので、
それを見ながらおいしいものを食べようっていうこと。
まずが東京大学内にある隈健吾の建物。
菓子くろぎ
真夏だというのに、そよ風がとても気持ちいい。
そして、学内だからこの静けさ。
最高の場所で、私はこれまで行ったカフェの中でも
1位2位を争うくらい好きです。
そして、わらび餅も気になったけれど、
やっぱり夏だしかき氷。
見よ!
このボリューム!
凄いよね。
黒糖きなこ氷。
ひっそりと白玉も入っているよ( *´艸`)
とにかくきなこが絶品なんです。
こんなにおいしいきなこは本当に食べたことがない。
パクパクいただき、さすがに半分は夫に食べてもらったよ(笑)
猿田彦珈琲とのことだったけれども、
珈琲もおいしかったです。
そして、休憩ののちに、上野まで歩き、
世界遺産にもなったルコルビュジエ。
私は、ここが大好きで大好きで私にとってとても大切な場所なのだけど、
さすがに世界遺産となれば人も増えるわけで、
あの静かで美しかったここはまるで別の建物みたいだった。
ここでぼんやりと座って考え事をしたり、
地獄の門の前で、神曲の一文を思い出したり、
親友と語らったりそんな日々がとても昔のよう。
それでも、私はやっぱりここが好きなので、
美しい思い出も含めて楽しい一日だった。
そういえば、帰りに横浜に立ち寄ってミッフィー展にも行ったよ。
ミッフィーだいすきだからうれしかった。
2016/08/11
金子半之助で天丼を食べる。
夏休みの出来事。
夫は夏休みがないので、
世の中が休みであちらこちらに旅に出ている中、
私たちは都内でおいしいものを食べるのが恒例となっている。
なぜ都内でなのかといえば、
純粋に鎌倉の夏は湿気がすごくてとにかく暑い。
私は夏が苦手で、とにかく暑いだけで不機嫌になり、
体調不良になる。
だから、このまとわりつくような暑さから逃れて、
東京に行くのだ。
まずは、金子半之助で天丼。
炎天下の中3時間くらい待ちましたよ。
並びましたよ。
おいしい食に妥協のない夫と出会ってから、
並ぶことも苦じゃなくなりましたとも。
それだけ並んだのに、食べ終えるのはあっという間。。。
それがこちらの天丼。
海老は日本も入っているし、
穴子は一本丸ごとドーンとはみ出してますよ。
そして、半熟卵の天ぷらもあって、
本当においしかった。
天丼、どの順番で食べようかなって迷うよね。
卵はいつのタイミングで食べるがベストかな、
なんて、私はこの天丼いっぱいで値段の何十倍も楽しめますとも。
清潔で上品な店内だし、
お店の方々がとてもいい距離感で丁寧な接客なのも好感が持てた。
天ぷらはあまり得意ではないのだけど、
年に一回、しかも必ず夏に食べたくなる私のために、
夫がはるばる連れてきてくれた。
そして、帰りにミカドコーヒーでモカソフトを食べて帰りましたとさ。
周りもみんな食べてるモカソフト。
夫はコーンが大好きなのでコーンにしたのだけど、
周りの主婦の集まりたちが豪快に食べてる中、
両手でコーンをもってお上品に食べてる夫が
面白くて笑いが止まらなかった(笑)
このアイスを食べると、子どものころを思い出すらしい。
子どものころに夏休みになると家族で軽井沢に行き、
テニスをしたのだとか。。。
内心、お前は皇族か?と思いながら、話を聞いていたが、
品の良さなら負けてないなと思った。
2016/08/08
食という豊かさ
毎日毎日暑くて嫌になる。
私は夏が嫌いだ。
暑さにはめっぽう弱いので、
夏の昼間は極力外に出ないようにしている。
そんな私も、週末に夫が買い物に行くというので
ついていくと、もう私って本当に足手まといだなーと思うほど、
とにかく歩けない。
私が暑さに弱いのは小さいころからなので、
私自身は改善する気もないのだが、
「君のそのひ弱な体質何とかしたほうがいいよ」と夫に言われると
申し訳ないと思う。
有楽町で降りて、買い物をして東京駅まで歩くだけで、
もうなかなかしんどいわけです。
真夏にそんなに歩く人いるのだろか。
だから、夏は嫌いだ。
そういう週末は、夫がやんもに連れて行ってくれた。
言わずと知れた有名店?ですよね。
私は、家でも和食ですが、
外でも和食希望です。
だから、やんものようなおいしいお魚があるお店は大好きです。
夫は、やんもをこよなく愛していて、
丸の内勤務の時には専らやんもでランチをとっていたそうな。
そんな夫は現在青山勤務なのだけど、
青山にもやんもがあるわけで、
それでも、やっぱり丸の内のほうが好きだそうな。
夫が、出かける前の日に、
「ランチはねー、君を連れていきたいところがいくつかあるんだよ。
うーん、今回はやんもにしよう!」
なんて言ってくれるわけで、
そのお店がいいとか悪いとかではなくて、
夫の「君を連れていきたいお店があってね」っていうことばが、
好きなわけです。
食になんら興味がなかった私を、
夫はいろいろなおいしいお店に連れて行ってくれて、
食という豊かさを私の人生に与えてくれた人なので。
だから、この言葉が出ると嬉しいわけです。
『たましいのふたりごと』川上未映子、穂村弘
川上未映子と穂村弘が78のキーワードについて語っている本。
おめかし、
銀色夏生、
生活感、
結婚、
憧れ、
失敗、
お別れ、
過保護、
死、、、
それぞれのキーワードについてのお二人の話を聞いて、
自分自身もそれについて考えさせられたり。
生活感って、私の中では結構よく考えるワードだったりする。
穂村弘が生活感はあまり出さないようにしているとおっしゃっていて、
それは、生活感=所帯疲れのようなネガティブなイメージだからだそうだ。
うーん。納得のようなそうでないような。
夫に所帯疲れは感じてほしくないけど、
私はちょっとくらいの生活感を感じられるくらいのほうが、
温かくて幸福感があっていいような気もする。
それでも、我が家では生活感はきっと出ることはないだろう。
そして、過保護について!
「もしも過保護にいいことがあるとしたら、
子どものときに十分に愛情を注がれたら、
大人になっても自己評価も肯定的だし、
なにかに依存したりせず自信をもって生きていけるってこと」
というところ。
そして、過保護は今の実力勝負な世の中で、ギャップを感じるかも、、、って。
そうだろうな。
過保護に育った人は、基本的にいつも幸せを感じるのが上手で、
何においても肯定的だなって思う。
私は、過保護に育てられなかったので、
今の世の中にはすんなりなじめたけれども、
自己否定がとても激しい気がしている。
夫と私って、まるで真逆だなって思っていたから、
ここの部分読んで納得した部分もある。
最後に、「死」のところで、川上未映子が、
おそろしいのは、明日死ぬ人もたくさんいるのに、
その人たちのほとんどは、今日明日死ぬことを知らないってことで、
その事実に本当に耐えられないとおっしゃっていて、
あぁ、私だけじゃないんだなって思った。
川上未映子は、死をものすごく身近に感じていて、
恐れているというか、いつかではないってことを、
いつでも思っているのかなって。
そういうモヤモヤしていた部分を言葉として表現してくれて、
心がすーっとした。
内容はさらっと1日で読み終えるようなさらっとしたものだったけれども、
結構、考えさせられる本だった。
2016/08/05
『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん~今日を迎えるためのポタージュ~』友井羊
大人気ミステリー「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」の第二弾!
ほっこり癒し系ミステリーで、とても好き。
早朝にひっそりと営業しているスープ屋しずくを舞台に、
しずくの店長が悩みを抱えるお客様の悩みを解決していく物語。
この本、おいしいスープがたくさんでてくるのも見どころ。
今回もおいしいスープがたくさん出てきた。
レタスの冷製ポタージュ、
山芋のすり流し、
トマトやお肉を含まないミネストローネ。
どれも栄養たっぷり体に優しいスープばかり。
おいしものは人を癒し、元気にする。
そんな素敵な温かい物語でした。
2016/08/04
『買い物とわたし』山内マリコ
山内マリコさんの「買い物とわたし」、面白かったー。
あー、面白かった(笑)
30代女子のための爽快ファッションエッセイ。
30代になると、スタイルや好みもそうだが、
仕事、結婚、出産などライフスタイルによっても
ファッションの変化が余儀なくされることがある。
そんな、変化の激しい年代だからこそ、
飽くなきファッションへの欲望がリアルに感じられて面白い!!
長年愛用しているグレーのパーカーのアップデート、
トラディショナルウェザーウェアの高級傘、
高級タオル、
サイズ感の難しさ、
憧れのクリスチャンルブタン、
ジーパンのアップデート、
リトルブラックドレス、
そして、本のバカ買い、、、
はーーー、どれもうなずけることばかり。
私も山内マリコさんと同世代なので、
若かりし日から現在のファッション事情まで、
何から何まで共感してしまう。。。
イラストもとてもキュートで読んで楽しめる。
歯医者通い
こんにちは。
梅雨が明けたというのに、ここ数日不安定な天気でしたが、
それもどこへやら、やっと夏本番のような空が戻ってきた。
6月の親知らずの炎症が発生してからというもの、
歯医者通いの2か月だった。
炎症がおさまるまで治療ができないというので、
ひたすら抗生物質で炎症を抑えるために通い、
やっと炎症が引いたら治療開始。
最初はクリーニングだけでもビビっていて私だが、
最後は親知らずの抜歯でも動じなくなった(笑)
結局親知らずは2本抜歯したのだけど、
これであのときたまやってくる炎症から解放されるかと思うと、
改めて抜いてよかったなと思う。
まぁ、その間は、毎日毎日歯のことで頭がいっぱいで、
ネットでいろいろ調べたり、夫に毎晩毎晩どうしようどうしようと
騒ぎ立てていたのだけれども、
終わってしまえばこんなもんだ。
指名させてもらってすっかり信頼していた歯科衛生士さんと、
物腰柔らかだけど腕は抜群な先生のおかげで、
歯医者恐怖症の私も無事に乗り越えられた。
やっと歯医者通いも卒業したので、
これからまたマイペースに綴っていくことにしましょ。
この間に書けていなかったことをマイペースに綴っていこう。
2016/07/23
SHONAN T-SITE
本に囲まれた空間になら一生いられる。
そんな幸せな場所。
SHONAN T-SITE
私の住んでいる地域には、あまり大きな本屋さんがなくて、
ブックカフェと言われるようなおしゃれな本屋さんもない。
だから、はるばる湘南まで行くのである。
幸いなことに夫も読書家で、
ここになら何時間でもいられるという、私と全く同じ価値観の持ち主なので、
ここは私たちにとってパワースポット的な場所であり、
憩いの場所である。
そうして、本を読みふけった後に、
パン好きな夫は、パンとエスプレッソとでパンを食べるのが
好きなのだ。
ここにはバルミューダのトースターがあって、
買ったパンを自分の好みの焼き加減で温めることができる。
夫はずっと欲しかったバルミューダのトースターの凄さを目の当たりにして、
私にそのすごさを近年稀にみるテンションで語ってきた。
どうしてこの人はこんなにトースターが好きなのだろうか。
トースター選びには並々ならぬ思いがいつもある。
でも、私はあいにくトースターには興味がないので、さっぱり。
私は、このもこもこしているアイスカプチーノが大好きなので、
これを飲みながら、夫の話を聞き流した(笑)
2016/07/17
BUMP OF CHICKEN
日産スタジアムにBUMP OF CHICKENのライブに行ってきた。
私はBUMP OF CHICKENが大好きだ。
彼らの歌は私を絶望から救ってくれた。
真っ暗闇に包まれていた数年の間、
生きる希望も何もなかった私に、
生きているのも悪くないかもと思わせてくれた。
ガンバレ!っていう歌じゃないし、
ちょっと暗い曲が多かったりして、
好きな人と嫌いな人は分かれると思うけれども、
私は生きるとか死ぬとか、そういうことをテーマにした
彼らの歌は、弱ったときにそっと寄り添ってくれるから大好きだ。
そんな彼らのライブに行けることができるなんて、
それはそれは夢のような一日だった。
そもそもこんな何万人もの人が集まるところに行って、
私は大丈夫なのだろうかと心配だった。
夫も、君にもしものことがあったら大変だからと、
ふだんリュックなんて背負わない人なのに、
今日は君を全力で守って支えないといけないからと、
自らリュックを背負ってくれた(笑)
そうして4時半起きで物販に並び、
無事にお目当てのグッズも買うことができ、
ライブに参加することができた。
本当に本当に幸せなひと時で、
私にとっても愛おしい時間になった。
ファンや、スタッフやみんなに感謝を忘れずに、
愛を注いでくれて、
絶対的なもので受け入れてくれる彼らがいるってだけで
強くなれる人がどれだけいるのだろうか。
本当に彼らと出会えたことは、私にとってとても幸せなこと。
2016/06/30
パフェブーム
私は、パフェよりもかき氷が好きだ。
口当たりのさらりとしていて、口の中にいつまでも残らないものが好きだ。
だから、毎年これでもかってほどかき氷を食べに行くのだけど、
今年は、なぜだかパフェにひかれていて、
パフェ巡りをしている。
↑鎌倉のヴィヴィモンディモンシュのパフェディモンシュ。
コーヒーの名店だけに、コーヒーゼリー、グラニテ、アイスと
これでもかって程おいしい珈琲でできているのが
とっても嬉しい。
おいしくて、サービスも最高なお店。
資生堂パーラーサロンドカフェにて。
苺のパフェと、桃のパフェ。
隣でモモのパフェを食べているのは夫なのだけれども、
お酒は飲めず、スイーツ大好きなので問題なし。
この大きさ!ぜいたくすぎるわ。
何を隠そう、私はフルーツアレルギーなので、
あまりフルーツは得意ではない。
苺だけは、問題なく外で食べても平気なフルーツなので、
たいていは苺を食べている。
モモも一口もらったけれども、とってもおいしかった。
最近んのパフェは美しくておいしいものが多いから、
あちこちのパフェを食べに行きたくなる。。。
Cafe de Lento
言わずと知れた有名店 Cafe do Lento。
ずっと行ってみたかったのでとてもうれしい。
すっごく混んでいると聞いていたので、オープンの20分くらい前に到着。
すでに並んでいる人もいたけれども、
どうにか一回目で入ることができた。
もうすぐ夏になるという暑い日にビーフシチューって思うけれども、
こちらでは噂の絶品ニース風サラダとこのビーフシチューとパンを
食べると決めていたので、こちらのセット。
ほとんどのお客さんがこれを食べていたような。
サラダは半分こして、夫はホットサンドのセットに。
噂通り、このサラダがとってもおいしい。
サラダがおいしいお店ってなかなかないから嬉しいよね。
はちみつをつけながら頂いたパンもとってもおいしかった。
今度はデザートを食べに行きたいな。
『レインコートを着た犬』吉田篤弘
あー、このジメジメとまとわりつくような湿気はいつまで続くのかしら。
湿気は嫌だけど、雨は別に嫌いではない。
雨が続いているときこそ、読みたくなる本。
吉田篤弘の「レインコートを着た犬」。
「つむじ風食堂の夜」、「それからはスープのことばかり考えて暮らした」に続く、
月舟町を舞台にした物語。
小さな映画館月舟シネマの看板犬ジャンゴが主人公。
ただただジャンゴの目線で静かに進む物語の中に、
生きることへの希望や意味、喜びが綴られていて、
まさに雨が希望に感じられるお話でとてもほっこりした。
雨の音を聴きながら、ゆっくりと丁寧にページをめくることさえ、
とても美しい一瞬に変わるような本。
「生きなければ答えは出ない。
生きれば生きるほど、それまで見えなかったものが見えてくる。」
「雨は地球の喜びだったのである。」
「本当に好きなら、やめないこと。逆に云うと、
やめたってことはなんだかんだ云っても、気持ちがさめたってことだ」
名言がいっぱい。
胸の奥のほうからじんわりと広がる温かい言葉たち。
きっと、雨の日が待ち遠しくなる本。
2016/06/28
6月ももう少し。。。
気づけば6月ももう終わりに・・・
今月のはじめに、親不知がものすごい炎症を起こしてくれたおかげで、
2週間近く、流動食で過ごし、
大嫌いな歯医者に今でも通い治療を続けているわけなのだけれど、
免疫力が衰えたおかげで、
個々のところ安定していた体調も見事に崩れた。
そして、寝たきりの一週間を過ごすという、
散々な6月になってしまいました。
だいたい季節の変わり目は、体調を崩して寝込むことが多い、
根っからの虚弱体質な私です。
夫も、もはやあきれ顔。
一か月の間に、女の子の日もやってきたとしたら、
体調のいい日なんて数日しかないわけです。
それが当然だと思って今まで生きてきたのだけれど、
どうやらそうでもない人も結構いるもんなんですね。。。
あぁ、その体力うらやまし。
いつだって私の課題は体力をつけることで、
もうすでに夏バテしている私は甘酒とヨガに頼るしかないのです。
そうして、今日も何とか無事に過ごせていることに感謝をしつつ、
夕飯の下ごしらえをぼちぼち始めましょうか。
今夜はしゃぶしゃぶです。
豚肉、レタス、もやし、お豆腐、、、
大根おろしを切らしてしまったのが痛いけれども、
わざわざ買いに行くのも面倒なので、これだけで済ませようと思います。
『本屋さんのダイアナ』柚木麻子
雨の日は読書に限る。
この湿気は吐き気がするほど嫌になるが、
雨はゆっくりと読書しようという気持ちになるから好き。
それにしても待てど暮らせど順番が来なくて、
やっと文庫化されるーってなったら、順番がきた「本屋さんのダイアナ」。
柚木さん人気かな。
髪は金色でバサバサ、シングルマザーの母親を持つダイアナと、
出版社で働く父と料理教室を開いている母の下、裕福な家庭に育つ彩子。
正反対な二人が小学生で出会い、お互いをうらやましく思いながらも
腹心の友となり、その後のお互いの人生が交錯していく。
二人の目線で描かれていて、とても面白い。
まるで赤毛のアンを読んでいるような、少女物語から、
高校、大学と成長するにつれて、女子特有の嫌な雰囲気が流れ始める現代小説。
前半がとても好きすぎたから、
後半の彩子の変貌ぶりに、生々しさがどうも陰気な感じになったけれども、
それでも、自分を解き放つのは自分だよなと痛感。
彩子は、こんなはずじゃなかったと思いながらも親を罵り、
今の私は親のせいでこうなったと思い込む。
そして、つらい出来事を受け入れられずに、どんどんと迷走していく。
でも、最後は、柚木さんらしい、後味スッキリなさわやかなしめくくりで
とてもよかった。
作中、森茉莉、向田邦子等の本も出てきて、
読書好きにはたまらない一冊だと思う。
ただひたすらに本が好きな女の子の物語、
ぜひ。
2016/06/03
共感力とは
最近、大好きな雑誌です。
クレアはリニューアルしてから、本当に面白い。
テーマもいいし、内容も面白くて読みやすい。
何よりも、ページの上とか右とかに、チェックリストがあったり、
ページの後ろのほうにリスト化されて内容が一覧で見れるので、
そうだ!あの雑誌に確かこのお店がのってたなーとか探すときに
楽で、なんとなく気分で探すときにもテーマに沿って探せるからいいのだ。
そして、今回はダラダラできない私にはもってこいのテーマ。
まぁ、ダラダラできるかどうかはおいといて、
なんとなく休日が上質なものになりそうだなーと思える内容で、
とてもよかった。
話は変わるが、最近はまっているドラマがあって、
「重版出来!」なのだけれども、
その中で共感力っていう言葉が出てきて、
スランプの漫画家に向かって編集者のオダギリジョーが
アドバイスをしているのだけれども、
その共感力っていう言葉を私は初めて聞いたのだけれども、
なんとなくこの言葉と早く出会いたかったなって。
ネットで調べてみたら、正しい数字かどうかは知らないけれども、
日本人の5人に一人は共感力っていうのが人より高いらしい。
私は、ニュースを見たり、周りの人の話に、
自分を見失うくらい引っ張られてしまう。
例えば、行ったこともない土地でテロが起きたとする、
そこに住んでいた人のひとりひとり、テロを起こした人のこと、
その家族のこと、あー、考えれば考えるほど、想像が広がっていき、
一人ひとりがまるで私の目の前でそれが起きたことのようになってしまうのだ。
夫もびっくりするほどの想像力の逞しさ。
それは、周りもびっくりするほどの引っ張られ具合で、
だから、私だけが変なのかなって思っていたのだけれども、
私みたいな人が5人に一人もいるんだと思ったら安心した。
ちなみに、共感力が高い人は作家や芸術家に向いているそうな。
確かに、それは人にはわかってもらえないから、
きっと外へと自分の気持ちを表現していくことで
バランスを保つのだろうなっといった感じ。
私がここで文章を書き、バランスを保つように。
ここ数日、実は激しい発作で寝たきりの日々だったのだけれども、
それは、ニュースとか音楽とか、そういった情報でやたらと
“救済”というキーワードが引っかかってきて、
私はそれを考えるあまり、体調を崩してしまったよう。。。
2016/06/02
今日のお弁当とか、笑いとか。
今日のお弁当。
・アスパラの肉巻き
・厚揚げのしょうが焼き
・ナスの煮物
・いんげんの胡麻和え
夫の大好きなものばかり。
今日は夫は、いつもより一時間も起きたからびっくりして、
私は何度もベッドで時計を見たのだけれども、
どうやら夫が間違えているよう。
仕事でもするのかなと思って耳を傾けていると、
顔を洗い、頭を洗う音が。。。
コイツ絶対に間違えてるな。
あー、笑いが止まらない。
私も起きる時間が来たので、起きて夫のところへ。
「ねー、今日なんかあった?一時間早いけど」というと、
ビックリしすぎて、なんども時計を見ている夫。
飛び跳ねて驚いていて、笑いが止まらない。
「え!!俺はきみが起きてこないから、そろそろおこしてやろうと思っていた」とな。
今朝は大爆笑の嵐。
そういえば、最近我が家は面白い出来事がよく起きる。
この前、コンビニに買い物に行ったら、
何かのキャンペーン中らしくて、クジをどうぞと言われて、引いてみたら、
チーズちくわが当たった!
私はちくわが大好きだ。
だから、この日もちくわを買っていたのに。
チーズちくわを受けとる私を見て夫が大爆笑。
「きみって本当にすごいよね。ちくわでチーズちくわを釣ったの?」
帰り道、夫は大笑いであっという間に家に着いた。
そして、またある日。
私が、「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」と言ったら、
夫が、「いや、きみは殺してしまえでしょーーー(笑)」というので。
確かにと思いながらも、信長のその殺してしまえの意味はね、、、、と
力説していたら、
キョ、キョ、キョ!みたいな甲高い鳥の鳴き声が。。。
「きみに殺されると思って、鳥たちが騒ぎ出したんじゃない?」と
夫は大笑い。
「きみって、やっぱりすごいよねー。」とな。
これには私もびっくりして笑いが止まらなかった。
2016/05/27
『正しい食欲のつくり方』西邨マユミ
あまりここで紹介することは少ないけれども、
私は、料理本やライフスタイル本が大好きだ。
食事が家族を創る基本だと思っているので、
できるだけ私はおいしいお料理で家族を喜ばせたいと思っている。
これは、マドンナやミランダカーなどの
プライぺーとシェフを長年務めた方による著書。
今の私にはとてもぴったりなタイトルだったので購入。
そう、健康診断を受けて以来、健康管理に気を付けている。
もともと虚弱体質なので外食はそんなに得意ではない。
だから、私にはとてもこの本があっていた。
そうして、来る日も来る日も、
この本通りに料理をしていたら。。。
夫に、
「ねぇ、きみ、マドンナにでもなる気??」
えーーー。
むしろなれるものならなりたいですとも!!(笑)
そういうことで、影響受けまくりな私は早速、
白砂糖、白米、フルーツ、牛乳、卵、ストックだし、、、
色々なものを家からなくした。
その代わりに、
だしを取り、てんさい糖、玄米、豆類、漬物、旬の野菜を
中心とした食事へ。
すると、あれよあれよという間に、
5キロもやせた!
なによ!!
朝フルーツダイエットだの、糖質制限だの、
いろいろやった私のダイエットはなんだったのだろうか?
とにかく体に合っているので、続けている。
そうして、もっぱら粗食にはまり、
粗食の本ばかりを読み漁っている。
うーん。やっぱりいい!
そうした、私をよそに、
夫の体調はあまりよろしくない。
彼は、365日パスタがいいというくらいパスタが好きだし、
オリーブオイルが大好きだ。
そして、40代に突入したというのに、
中年太りもどこ吹く風、彼はシュッとしている。
いや、ガリガリだ。
これ以上痩せてしまっては困るので、
休日は、ここぞとばかりに外食し、パスタを作っている。
メリハリが大事ということで(笑)
2016/05/26
『安心毛布』川上未映子
私は、川上未映子さんが大好きなので、
もちろんエッセイも大好きだ。
この人の美しい言葉で綴られた、心の声がとても好きだ。
エッセイは、その人の心の中がまるごとつまっているようで、
そのことに共感したり、励まされたりするから好き。
「ひとからどう思われようと、決して揺るがないものをひとつだけでいいから
胸にもっておく。それは本当に私たちが困ったときに、私たちを必ず助けてくれる
ちからになる」
私にとって、決して揺るがないものがあるとしたら、
それは本である。
本は、そこに違う世界が広がっている。
本は、言葉はきっと私を支えてくれる。
本は、そこにはきっと探し求めている答えがある。
だから、もっともっと多くの人に読んでほしいと思うのです。
でも、揺るがないたった一つのものに出会える人なんて、
ごくわずかなんじゃないのかなって思う。
私が本をそう思えるようになったのだって、
1年くらい前からだ。
本が好きって、なかなか表だって言えないものだ。
それは、どの本を読んでいるかっていうのを知られたくないから。
だって、まるでそれは心の中をのぞかれてしまうようなものだから。
だから、本が好きでも、本が好きな人とつながりたくても、
そういうチャンスは今までなかったのだと思う。
だから、私は本が好きだけど、
それはほかの人から見たらあまりいい印象になるとは思えなかった。
でも、本が好きって言ったら、
本が好きな人とつながって、
知らなかった作家さんとか本の存在を知ることができて、
私の世界はキラキラと輝き、どこまでもどこまでも広がっていったのだ。
そうして、本は紛れもなく、
私を暗闇から救い、光をもたらした。
支えになってくれたのだ。
2016/05/18
トゥーランドット遊仙境
さて、いつの話だろうか?
おそらくGW。。。
懐かしみながら記録のために残していきたいと思います(笑)
GWには基本的に旅行に行かず、
おいしいものを食べに行くというのが我が家の決まりになっている。
食いしん坊夫婦らしいでしょ(笑)
ちなみに去年は日本橋で回らないお寿司を食べました。
今年は、夫のリクエストで脇屋シェフのトゥーランドット。
もはやお料理の詳細は覚えていないのだけれども、
とにかく全部おいしかった。
前菜は、種類が豊富で見た目のインパクトも大。
それぞれの場所に、意味が込められていたような。
デザートはビュッフェ形式。
私はエッグタルトが大好きなのだけれども、
エッグタルトをたくさん食べた(笑)
こんなにおいしいエッグタルトは食べたことなかった。
2016/05/10
1周年を迎えることができました。
本日、5月10日、
5冊だけの本屋は1周年を迎えることができました。
去年の今頃は、
まさかこんなにも多くの方からご依頼を頂けるなんて
思っていませんでした。
ご依頼くださった方、
本を購入してくださった方、
そして、繋がってくださったすべての方に感謝しています。
1周年ということで、
5冊だけの本屋で紹介させていただいた本の中から
特に反響の大きかった5冊をご紹介。
どれも私の大好きな本なので、
皆さんにもたくさんの反響をいただきとても嬉しいです。
これからもたくさんの人たちが本と出会い、
読書を楽しんでもらえるきっかけになれたら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
最後に、、、
何にも譲れない好きなことを見つけ、
夢を持つ素晴らしさを知り、
夢に向かって一歩踏み出す勇気をもらえたのは、
本と、言葉のおかげです。
そして、「きみの凄いところは、根拠なき自信を持ってるところだよ!」
なんて、励まされているのかけなされているのかわからないけれど、
いつだって全力で私を応援してくれる夫のおかげです。
これからも感謝の気持ちを忘れずに、
私らしく、私のお気に入りの本たちを紹介していきたいと思います。
2016/05/09
今日から日常へ。
しばらくバタバタとしている間に、
またしてもブログの更新が滞ってしまった(;´・ω・)
まだ、桜が咲いている頃の伊豆旅行のこととか、
GWのこととか、
読んだ本のこととか、
書きたいことはいろいろあるので、
また今日から少しずつ書いていこう。
季節をさかのぼって書くかもしれませんが、
もしも、このブログを読んでいる方がいらっしゃったら、
どうぞお付き合いいただければ嬉しいです。
さて、まずは今日のことを。
GW、主人は珍しく大型連休になったので、
ずっと楽しくあちらこちらへ行ったり、
家でだらだらと過ごしたりしていたので、
今日から日常へ。
そんなわけで、昨日しっかり作り置きをしておいた。
だから、朝はお弁当にほいほい詰めていくだけで
完成。
今日のお弁当は、
・新しょうがと油揚げの炊き込みごはん
・鶏のから揚げ
・卵焼き
・ししとうの塩炒め
新しょうがが出回り始めるとつくりたくなるのが
この炊き込みごはん。
しょうが嫌いの夫にはつらいごはんでもある。
でも、今年の私の目標に夫の冷え性を改善するというのも
あるため、
やたらとしょうがを料理に加えている。
主人は、ガリガリだし食も細いし、とてつもない冷え性である。
夏でも冷え性で足は冷たくなっているので、
私は、主人の足にぴたーっとくっついて自分の足を冷やしている。
そんな主人を見かねて、今年からあの手この手で
冷え性改善作戦をやっているのだ。
そんなことを話すと、主人も黙って食べる(笑)
そして、お弁当を食べ終えると必ずLINEで
おいしかったーと連絡くれる。
こういうことを欠かさずにするあたりが、
とても彼らしい。
こうして日常へと戻るのも結構楽しいもんである。
GW思い切り楽しめたから、できることでもあるけれども、
やっぱりメリハリは大切だ。
2016/03/23
『週末、森で』益田ミリ
とても癒される本。
森に引っ越した主人公と、週末に森に遊びにやってくる女友達二人のお話。
4コマ漫画になっていて読みやすい。
バタバタと忙しくしてるとき、ストレスフルなとき、
毎日、歯を食いしばってるときに、読むと、
すーっと方の力が抜けて癒される。
『しずく』西加奈子
六つの短編集。
二匹の猫が語り手の「しずく」は、恋人たちがどんどん変化していく様子に、
日常の大切さを痛感させられる。
豪華ではなくても温かい手料理、清潔な住まい、
そういう積み重ねが幸福な日常につながるのだと改めて感じる。
個人的には、この「しずく」が大好きです。
そして、「シャワーキャップ」では、母と娘の物語。
母と娘、親と子が逆転している二人。
頼りたくても頼れる人がいない娘の心情がリアルに描かれている。
これをちょうど読んでいる頃に、私も母とこういう状態にあったので、
ものすごく共感してしまった。
小さいころから、家は母親と娘が逆転していた。
それをうっすらと気づきながらも、甘えたくて、
気づかないふりをしていた。
けれども、ひょんなことから、
その逆転した状態を明確に自分に突き付けられた。
私には、ずっと頼る人がいなかった。
だから、夫は世界で唯一心の底から許せて、
一緒にいるだけで安心できて、頼れる人。
私は母親には恵まれなかったけど、
その分、友達や夫に、周りの人に本当に恵まれたのだと思う。
2016/03/22
『ふる』西加奈子
西さんが「いのち」のことを書きたかったという本。
「誰かの子どもとして産まれて、いろんな人に出会って、
いろんな経験をして、それを簡単に忘れ、手放し、
それでも私たちは、祝福されているのだ。」
「今まであなたは、いろんな人と関わって、いろんな人に影響を受けて、与えて、生きてきて、そしてそのことを忘れてしまって、でも尚、生きてる」
とっても愛が溢れていて、胸の奥がじんわりする。
私って、まだまだ愛が足りないなーって思ってしまう。
2016/03/21
『うつくしい人』西加奈子
少し疲れたら、一人で旅に出よう。
きっと、自分の人生をちゃんと生きていけるようになるから。
人にどう見られるかなんて、一切気にせずに自由に生きていきたいって、
誰にとっても心の奥にひそかにある願望なんだと思う。
けれど、それが自分の人生を生きていくってことなんだと思う。
西さんの本はいつでもそう思わせてくれる。
買ってきたカラフルなスイートピーに癒されながら。。。
『我が家のヒミツ』奥田英朗
どこにでもいそうな普通の家族のヒミツが
おもしろおかしく描かれています。
子どもができそうになりと悟りつつある妻、
同期との昇進レースに負けて戸惑うサラリーマン、
実の父に会いに行く女子高生、
ロハス、マラソンにはまり毎回登場する妻は、今作では市議会議員選挙に。
「プランAしかない人生は苦しいと思う。一流のスポーツ選手、演奏家、
俳優たちは、常にプランB、プランCを用意し、不測の事態に備えている。
つまり理想の展開なんてものを端から信じていない。
プランBやCを楽しく生きればいい。」
今の私は、プランCの人生を楽しく生きていると思っている。
理想の人生を歩めなかったとしても、
笑顔で人生を楽しんでいればなかなかいいのではないのかと思う。
手に入らなかったプランAやBの人生は、それはそれで宝物。
微笑ましくて、家族がより愛おしく思える本です。
2016/03/18
健康診断とか、江國香織とか。
春のような温かさ。
まぁ、今日は一日家にいるので、私にはあまり関係ない。
昨日は夫婦で健康診断に行ってきた。
私は大の病院嫌いなので、ここ数年は年に一回コンタクトを買うための
眼科検診しか受けてきていない。
しかし、思うところあって、健康診断に行くことに。
私にとっては一大事件である。
別に手術を受けるわけでもないのに、
その恐ろしさと言ったらもう言葉にはできない。
そんなこんなで、夫が行く日に合わせて、
私も一緒に行くことにした。
あぁ、せめてきれいで評判のいいところにしたいと、
血眼になってここ数か月間病院探しをしていた。
その病院は健康診断専門のクリニックなのだけど、
口コミ通りとてもよかった。
平日の昼下がりというのに、すごく混んでいた。
とにかく何から何まで、スムーズに流れ、
早い早い!
いやだーなんて、ごねてる暇がないくらい早くて、
あっという間に終わってしまった。
最も嫌だった採血。
いつも、だいたい両方に打たれるのに採血できないといわれる。
だから覚悟していたけれど、とっても上手な方で、
あっという間に終わった。
そして、相変わらずの低血圧。
夫は隣で、バリウムにやられてげっそりしている。
かわいそうに。
そんなこんなであっという間に、検診を終えて、
ランチして、買い物して帰ってきた。
そこからが地獄のはじまりだった。
帰り道、目がちかちかしてきて先が見えないのである。
夫に手を取ってもらい、何とか家に着くと、
とんでもない頭痛と吐き気に襲われて、
そこから数時間地獄の苦しみを味わった。
気持ち悪い私の隣で、夫はのんきに、
夜ご飯にと買ってきた点心セットを食べている。
その匂いがまた気持ち悪い。。。
あぁぁ、さっき夫をあざ笑った罰かもしれない。
そんなこんなで昨日は終わった。
そんなこともあったので、
今日は、昨日の今日なのでゆっくり休む日にした。
ゆるりと江國香織の「やわらかなレタス」を読みながら、
過ごしている。
江國香織って昔はすごく読んだ覚えがあるのだけれど、
最近はなんだかあまり好きではなくて、
全く手に取ってなかったものの、
いざ、読み始めたらとっても面白くてあたたかな気持ちになった。
どちらかというと、金曜日の夜にお酒なんて飲みながら、
ひっそりと読むっていう感じの本だろうか。
残念ながら私はお酒を飲まないので、
よくわからないのだが。。。
大雪の降るニューヨーク、初めて入ったスタバで、
ドーナツとコーヒーという最高の組み合わせに出会ったり、
列車旅のお供が、チョコレート→冷凍みかん→シウマイ→釜あげしらすに
年と共に変化したり、
甘味やさんの変わり種であるところてん、
鰻屋さんでの夫婦のこととか、
のり弁とか、
とにかくおいしいものと、
そのエピソードがとても優しくて温かくて、
とってもゆるりと楽しめた本だった。
この本の中で「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」が
登場していたので、気になっている。
読んでみよう。
最近、気になっていた本だったから、
こうしてここでまた出会うってことは、
きっと今の私に必要な本なのだろうな。
『生きるぼくら』原田マハ
やっぱり原田マハさんの本は、私を元気にしてくれる。
引きこもりの24歳麻生人生は、突然母がいなくなったのをきっかけに、
祖母を頼って蓼科へ。
自然あふれる蓼科で、たくさんの人と触れ合い、
米作りをしていく中で自分を取り戻していく物語。
ささやかな希望を持って生きていくこと、
自然のまま、そのまま生きていくこと、
みんなとつながりともに生きていくこと、
生きていくパワーをもらえる本です。
ささやかな希望を持って生きることは、
人生を豊かにしてくれる。
2016/03/16
『西洋菓子店プティ・フール』千早茜
頑固なじいちゃんと孫娘でパティシエの亜樹が営む
西洋菓子店プティ・フールで繰り広げられる6つの連作短編集。
亜樹とおじいちゃん、
亜樹の後輩の澄孝、
常連客で摂食障害の専業主婦、
澄孝に思いを寄せ、流行のファッションに身を包むネイリスト、
そして、亜樹の恋人祐介。
彼らの人間模様が、ケーキと交わり、
その甘さに心もほぐれていく。
なんといってもケーキの描写がとても美しい!
じいちゃんが作る昔ながらのケーキと、亜樹が作る本格フランス菓子。
シュークリーム、キャラメルポワール、プティ・フールなど、
おいしいケーキがたくさん出てきます。
「結婚できるって幸せなことだよ。法が愛を守ってくれて家族になれる。
当たり前の選択しだと思っているのかもしれないけれど、誰もが選べるわけじゃない。」
「他人なんだから、自分の想い通りにいくわけないだろう。
いつだって同じ方向を見ていると思うな。」
「夫婦は他人で作るものだと思う。
二人で倒れないように。違う人間でいいのだと思う。」
個人的には、恋人祐介との章が心にしみました。
夫婦の在り方とか、そういうものを考えさせられた。
私はきっと夫に甘えているんだなって。
その割には夫を甘やかしてあげてないなってね。
反省。
季節の移ろいと、その人間模様と、
甘いケーキに心温まる物語です。
あったら嬉しいけど、なくても困らない
そんなケーキとパティシエを最高に輝かせています。
きっとケーキが食べたくなるはず。
2016/03/15
PAULのカヌレ
今日は、久しぶりに晴れたので自転車で、
図書館に行って、書道へ。
今日は、借りたい本もちゃんと借りれたし、
書道も納得のいく字が書けたのでスッキリしている。
昨夜夫が帰りにPAULの袋を持って帰ってきた。
ホワイトデーだからと、カヌレを買ってきてくれた。
実は、週末にパンフェスにてPAUL狙いでいたものの、
横浜マラソンとかぶっているとのことで断念していたので、
まさか、夫が買ってきてくれるとは思っていなかった。
そう、我が家の近くにはPAULはない。
私はここのカヌレが大好きなのだ。
働いていたころに、毎朝PAULでパンとカヌレを買って出勤していた。
毎日食べ続けられる唯一のパン屋さんだ。
いつもカヌレは隅っこにあって、
なかなか自分で見つけるのは困難だったりする。
そんなカヌレをわざわざ品川で途中下車して
買ってきてくれた夫に感謝の気持ちでいっぱい。
あぁ、この人と結婚してよかったなぁと
思うときはこういうときである。
彼は、思いやりで溢れたとっても優しい人だ。
私がカヌレを両手で掲げて小躍りしている姿を見て、
真面目に、
「君が笑っている姿を見るだけで泣きそう」とか言いながら、
泣いてしまうような男だ。
そんな彼の前で、私は冷酷非道な鬼嫁以外の
何物でもない。
だって、彼にはバレンタインをあげてないも等しいのだから。
そう、駅構内で売っているミニクロワッサンのお店で、
チョコレートのパンとアップルデニッシュを買っただけ。
彼は、ナッツアレルギーなので、
毎回、ナッツの入っていないチョコレートを探すのが
困難なのである。
付き合った当初は手作りもしていたものの、
最近は、全くしていない。。。
あぁぁ、来年こそは手作りで何かあげよう。
毎年、誓っているような気がするけれど、
必ず、来年こそは。
今夜は、豚バラ肉と新じゃがの煮物。
彼の大好物をコトコトと煮込んでいる。
味がしみ込んだお肉とじゃがいも、
たまらないだろうな。
『結婚のずっと前』坂之上洋子
結婚したころに買った大切な大切な本。
素敵な写真と美しい言葉がたくさんつまっている。
日常に追われて忘れがちな、人間として大事なことを思い出させてくれる。
結婚を控えている友達へのお祝いとしても喜ばれる。
***
言葉は人を支える宝物。
女子のための読書を提案中!
いくつかの質問をさせていただき、あなたのためにとっておきの5冊を無料で紹介します。
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『おまえじゃなきゃだめなんだ』角田光代
さらっと読める大人のための恋愛短編小説。
ジュエリーショップでのカップルたちの物語、
親友の女性四人組の生き方を高級旅館を舞台に綴った四つの物語など、
24の恋愛短編集です。
さまざまな女性の生き方を描いていて、
どれもさらさらと読みやすい一冊です。
夫婦の在り方を考えさせられたり、
誰かと比べた人生ではなく、自分の人生を取り戻したくなります。
***
言葉は人を支える宝物。
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