どこにでもいそうな普通の家族のヒミツが
おもしろおかしく描かれています。
子どもができそうになりと悟りつつある妻、
同期との昇進レースに負けて戸惑うサラリーマン、
実の父に会いに行く女子高生、
ロハス、マラソンにはまり毎回登場する妻は、今作では市議会議員選挙に。
「プランAしかない人生は苦しいと思う。一流のスポーツ選手、演奏家、
俳優たちは、常にプランB、プランCを用意し、不測の事態に備えている。
つまり理想の展開なんてものを端から信じていない。
プランBやCを楽しく生きればいい。」
今の私は、プランCの人生を楽しく生きていると思っている。
理想の人生を歩めなかったとしても、
笑顔で人生を楽しんでいればなかなかいいのではないのかと思う。
手に入らなかったプランAやBの人生は、それはそれで宝物。
微笑ましくて、家族がより愛おしく思える本です。
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