伊坂幸太郎が大好きな人も、伊坂幸太郎を読んだことがない人も
楽しめる一冊。
情けないけれども、応援したくなるいたって普通の登場人物たちが
立ち向かう姿が面白おかしく描かれている。
「正義とか、そういうのって曖昧で、危ないもの」
今の時代、正義なんて振りかざしたって自分の身が
危険だったりする。
だから、「こちらの娘さんがどなたの娘さんかご存知ですか」作戦
私もやってみたい。
というか、夫にやってほしい。
夫は正義感溢れる人なので、
例えば、電車に乗るのに並んでいる人たちの列に、
突然割り込みをしてくるような人がいると、
それがどんな人でも、声に出して注意する。
確かに悪いのはその人だけど、
そんな正論が通るようなまっとうな世の中ではないと思っている。
大げさかもしれないけれども、
そういう人が逆上して、ホームから線路に突き落とされたり、
殴られたり、刺されたり、そんなよくないことが起きるのではないかと
思うと、気が気ではない。
そんな私も黙っているタイプではないから、
夫もひやひやしているだろう。
正論をユーモアに変えて、そういう人たちをぎゃふんと
言わせる術をたくさん持っていたい。
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