2016/03/14
ホワイトデーにたくさんのいちご
あぁ、寒い。
冷たい雨が降るこんな日は読書に限ると、
一日ソファで読書をしていた。
飯島奈美さんの料理本を読んだり、
高山なおみのはなべろ読書記を読んだり、
柚木麻子のねじまき片想いを読んだり。
ねじまき片想いは、さらっと読めるけど、
爽快感のあるお話で、とっても良かった。
桜の花びらが舞う季節に水上バスに乗って、
スカイツリーを見ながら読みたい本。
おもちゃプランナーの主人公が、片想い中の彼のために、
殺人事件や、詐欺事件を解決して、
トラブルから彼を守るっていうお話し。
「あんたくらい惜しみなく人に与える人間はいない。
あまりにも豊かだから、いくら人に与えても、
あなた自身は一ミリもすり減らないの」
って、主人公が言われていて、
私も、そんな人間になりたいって思った。
私の知る限り、この主人公にはぴったりの子がいて、
彼女とお話しすることはこの先永遠にないのだけれども、
きっと彼女のような子なんだろうなって思った。
メルヘンで、才能も、実力もあって、
いっつも周りにはたくさんの友達がいる。
そんな子だった。
なんて、思い出に慕ったり。
さて、今日はホワイトデー。
夫の父がホワイトデーにと大きな荷物を届けてくれた。
高島屋の大きな包みから出て来たのは、
りっぱなあまおう。
私の大好物がいちごだってわかっていて、
持ってきてくれたのだ。
こんなにたくさんのいちごをもらってしまっていいのだろうか。
困惑している私をよそに、夫が、
「本当に君って甘やかされてるよね。。。」
とな。
そう、いつもいつも義父は私をかわいがってくれる。
男兄弟で娘がいなかったせいもあるだろう。
私たち夫婦は年の差で、義弟よりもそのお嫁さんよりも
私が年下という変な関係もあるせいか、
そのかわいがり方は、まるで末娘のようだ。
実の娘でもないのに、こんなにかわいがってくれる
義父に感謝して、
高価ないちごをパクパクとたらふく食べた。
幸せな夜。
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