2016/03/14

『あこがれ』川上未映子






とても美しい本。

川上未映子はダントツで好き。


読み終えたくなくて、発売日に買ってから大切に大切に読んできた。


小学生の麦彦とヘガティー。
麦君のあこがれは、サンドイッチ売り場の女性。
ヘガティーのあこがれは、会ったことのない姉。
二人の目線からなる二つの物語です。


「だから会いたいときに、会いたい人がいてさ、
会えるんだったら、ぜったいに会っておいたほうがいいと思うんだよね」



ヘガティーがお母さんに書いた手紙のところが本当に泣けてくる。


麦君にはヘガティーが、
ヘガティーには麦君がいてくれて本当によかった。


あこがれって、
それがあるだけで人生をキラキラと豊かなものにしてくれる。


***

言葉は人を支える宝物。
女子のための読書を提案中!

いくつかの質問をさせていただき、あなたのためにとっておきの5冊を無料で紹介します。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

Instagram:@5satsudake
Twitter:@5satsudake

↑よかったらフォローしてください。

***

0 件のコメント:

コメントを投稿