2016/02/21

『ハゴロモ』よしもとばなな








よしもとばななの中ではキッチンと同じくらい好きな本。



失恋し、都会の生活に疲れ、故郷に戻ってきた主人公が、そこでいろんな人とつながり元気を取り戻していくストーリー。





人は決して無理をしてはいけない。

つらいときには、ふるさとに帰って何もきにすることなく休んだっていい。

そうしなきゃいけないときだってある。


そう思える本。


 「毎日が新しい朝なんだ。今まで一度も浴びたことのない光を今、浴びてるんだ。

これからなんでもできるし、どこにでもいけるんだ」



「人の、意図しない優しさは、さりげない言葉の数々は、ハゴロモなのだ」

この本は、まるでハゴロモのように温かく優しく包んでくれる。


ちょっぴり弱っているときに、無理してしまったときに、

ふぅっと力を抜いて、自分を取り戻させてくれる本です。

ゆっくり休んだあとに、新しい1日を始めたくなる。














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