女子大生とその兄の物語。
「人はどこからだってやり直せるさ。」
「どんなにつらくても眠りはやってきて、やがて目が覚めてしまう。
お腹だって減る。
日常は恐ろしく強固で、たとえ大きなハンマーを振り回しても、
その繰り返しを壊すことなんてできやしない。」
「一瞬一瞬、確かな幸せを得られるなら、間違うことを恐れるべきじゃない」
生きている限り、人は間違うことだってある。それでも、人は生きていかなければならない。
人生の絶望、強さ、幸せ、尊さが優しく描かれています。
たくさんのおいしいお料理が出てくるのも、橋本紡らしい。
読み終わったら、きっと自分のためにトマトパスタが食べたくなります。
人生の絶望や深い闇から、きっとあなたを救い出してくれます。
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