2016/02/20

『ステーキを下町で』平松洋子







私の大好きな、美味しいエッセイ。


帯広の豚丼、東京下町のステーキ、根室のさんま、三陸鉄道のうに弁当。

ただ、おいしいものを食べるために、その土地へ行くという最高の贅沢が綴られている食エッセイ。

私は、おいしいものをただ食べるために、出かけるっていうのが大好きです。

おいしい描写はもちろん、
その店の、その味の由来、そこに集う人たちの会話、そのもろもろが丁寧に描かれています。

そういうものをひっくるめて、その味を何度も思い出し、自分にとってのごちそうになっていくのだろうと改めて感じます。

日本の食の美しさを感じることができる本です。

何より、私はステーキが大好物なので、ステーキ食べたくなった。






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