帯広の豚丼、東京下町のステーキ、根室のさんま、三陸鉄道のうに弁当。
ただ、おいしいものを食べるために、その土地へ行くという最高の贅沢が綴られている食エッセイ。
私は、おいしいものをただ食べるために、出かけるっていうのが大好きです。
おいしい描写はもちろん、
その店の、その味の由来、そこに集う人たちの会話、そのもろもろが丁寧に描かれています。
そういうものをひっくるめて、その味を何度も思い出し、自分にとってのごちそうになっていくのだろうと改めて感じます。
日本の食の美しさを感じることができる本です。
何より、私はステーキが大好物なので、ステーキ食べたくなった。
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