2016/02/22

『凍りのくじら』辻村深月














どこにいても、誰と話していても、心ここにあらずの女子高生の主人公。

失踪した父親が大好きだったドラえもんや、
父親との思い出が彼女の心を癒し、本来の自分を取り戻していく。





そのままの自分を受け入れてもらえたり、
相手を受け入れたり、そんな人が周りにいることに感謝したくなる本です。





大好きな本。


主人公の名前が理帆子で私と一文字違いなの


帆という字には、父の特別な思いが込められていて、

それが本の中でも一緒だったり。


私は、お母さんからの手紙のところで、
涙が溢れて止まらなくなりました。


理帆子は、自分に似ているところも多かったりしてなんとなく特別な本。



もしも、孤独で、暗闇に包まれている方がいたら、
ぜひ読んでほしい本です。

きっと、自分の居場所を見つけられると信じさせてくれるから。






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