2016/03/21

『我が家のヒミツ』奥田英朗















どこにでもいそうな普通の家族のヒミツが
おもしろおかしく描かれています。


子どもができそうになりと悟りつつある妻、
同期との昇進レースに負けて戸惑うサラリーマン、
実の父に会いに行く女子高生、
ロハス、マラソンにはまり毎回登場する妻は、今作では市議会議員選挙に。


「プランAしかない人生は苦しいと思う。一流のスポーツ選手、演奏家、
俳優たちは、常にプランB、プランCを用意し、不測の事態に備えている。
つまり理想の展開なんてものを端から信じていない。

プランBやCを楽しく生きればいい。」


今の私は、プランCの人生を楽しく生きていると思っている。
理想の人生を歩めなかったとしても、
笑顔で人生を楽しんでいればなかなかいいのではないのかと思う。


手に入らなかったプランAやBの人生は、それはそれで宝物。


微笑ましくて、家族がより愛おしく思える本です。

2016/03/18

健康診断とか、江國香織とか。






春のような温かさ。

まぁ、今日は一日家にいるので、私にはあまり関係ない。


昨日は夫婦で健康診断に行ってきた。

私は大の病院嫌いなので、ここ数年は年に一回コンタクトを買うための

眼科検診しか受けてきていない。


しかし、思うところあって、健康診断に行くことに。

私にとっては一大事件である。

別に手術を受けるわけでもないのに、

その恐ろしさと言ったらもう言葉にはできない。


そんなこんなで、夫が行く日に合わせて、

私も一緒に行くことにした。


あぁ、せめてきれいで評判のいいところにしたいと、

血眼になってここ数か月間病院探しをしていた。


その病院は健康診断専門のクリニックなのだけど、

口コミ通りとてもよかった。

平日の昼下がりというのに、すごく混んでいた。


とにかく何から何まで、スムーズに流れ、

早い早い!

いやだーなんて、ごねてる暇がないくらい早くて、

あっという間に終わってしまった。


最も嫌だった採血。

いつも、だいたい両方に打たれるのに採血できないといわれる。

だから覚悟していたけれど、とっても上手な方で、

あっという間に終わった。

そして、相変わらずの低血圧。



夫は隣で、バリウムにやられてげっそりしている。

かわいそうに。

そんなこんなであっという間に、検診を終えて、

ランチして、買い物して帰ってきた。


そこからが地獄のはじまりだった。

帰り道、目がちかちかしてきて先が見えないのである。

夫に手を取ってもらい、何とか家に着くと、

とんでもない頭痛と吐き気に襲われて、

そこから数時間地獄の苦しみを味わった。

気持ち悪い私の隣で、夫はのんきに、

夜ご飯にと買ってきた点心セットを食べている。

その匂いがまた気持ち悪い。。。


あぁぁ、さっき夫をあざ笑った罰かもしれない。


そんなこんなで昨日は終わった。




そんなこともあったので、

今日は、昨日の今日なのでゆっくり休む日にした。

ゆるりと江國香織の「やわらかなレタス」を読みながら、

過ごしている。


江國香織って昔はすごく読んだ覚えがあるのだけれど、

最近はなんだかあまり好きではなくて、

全く手に取ってなかったものの、

いざ、読み始めたらとっても面白くてあたたかな気持ちになった。



どちらかというと、金曜日の夜にお酒なんて飲みながら、

ひっそりと読むっていう感じの本だろうか。


残念ながら私はお酒を飲まないので、

よくわからないのだが。。。


大雪の降るニューヨーク、初めて入ったスタバで、

ドーナツとコーヒーという最高の組み合わせに出会ったり、


列車旅のお供が、チョコレート→冷凍みかん→シウマイ→釜あげしらすに

年と共に変化したり、

甘味やさんの変わり種であるところてん、

鰻屋さんでの夫婦のこととか、

のり弁とか、


とにかくおいしいものと、

そのエピソードがとても優しくて温かくて、

とってもゆるりと楽しめた本だった。


この本の中で「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」が

登場していたので、気になっている。

読んでみよう。

最近、気になっていた本だったから、

こうしてここでまた出会うってことは、

きっと今の私に必要な本なのだろうな。





『生きるぼくら』原田マハ






やっぱり原田マハさんの本は、私を元気にしてくれる。




引きこもりの24歳麻生人生は、突然母がいなくなったのをきっかけに、
祖母を頼って蓼科へ。

自然あふれる蓼科で、たくさんの人と触れ合い、
米作りをしていく中で自分を取り戻していく物語。


ささやかな希望を持って生きていくこと、
自然のまま、そのまま生きていくこと、
みんなとつながりともに生きていくこと、
生きていくパワーをもらえる本です。



ささやかな希望を持って生きることは、
人生を豊かにしてくれる。


2016/03/16

『西洋菓子店プティ・フール』千早茜







頑固なじいちゃんと孫娘でパティシエの亜樹が営む
西洋菓子店プティ・フールで繰り広げられる6つの連作短編集。


亜樹とおじいちゃん、
亜樹の後輩の澄孝、
常連客で摂食障害の専業主婦、
澄孝に思いを寄せ、流行のファッションに身を包むネイリスト、
そして、亜樹の恋人祐介。

彼らの人間模様が、ケーキと交わり、
その甘さに心もほぐれていく。

なんといってもケーキの描写がとても美しい!

じいちゃんが作る昔ながらのケーキと、亜樹が作る本格フランス菓子。
シュークリーム、キャラメルポワール、プティ・フールなど、
おいしいケーキがたくさん出てきます。



「結婚できるって幸せなことだよ。法が愛を守ってくれて家族になれる。
当たり前の選択しだと思っているのかもしれないけれど、誰もが選べるわけじゃない。」


「他人なんだから、自分の想い通りにいくわけないだろう。
いつだって同じ方向を見ていると思うな。」


「夫婦は他人で作るものだと思う。
二人で倒れないように。違う人間でいいのだと思う。」


個人的には、恋人祐介との章が心にしみました。
夫婦の在り方とか、そういうものを考えさせられた。


私はきっと夫に甘えているんだなって。
その割には夫を甘やかしてあげてないなってね。

反省。




季節の移ろいと、その人間模様と、
甘いケーキに心温まる物語です。
あったら嬉しいけど、なくても困らない
そんなケーキとパティシエを最高に輝かせています。

きっとケーキが食べたくなるはず。

2016/03/15

PAULのカヌレ



今日は、久しぶりに晴れたので自転車で、

図書館に行って、書道へ。


今日は、借りたい本もちゃんと借りれたし、

書道も納得のいく字が書けたのでスッキリしている。







昨夜夫が帰りにPAULの袋を持って帰ってきた。

ホワイトデーだからと、カヌレを買ってきてくれた。

実は、週末にパンフェスにてPAUL狙いでいたものの、

横浜マラソンとかぶっているとのことで断念していたので、

まさか、夫が買ってきてくれるとは思っていなかった。


そう、我が家の近くにはPAULはない。

私はここのカヌレが大好きなのだ。

働いていたころに、毎朝PAULでパンとカヌレを買って出勤していた。

毎日食べ続けられる唯一のパン屋さんだ。


いつもカヌレは隅っこにあって、

なかなか自分で見つけるのは困難だったりする。



そんなカヌレをわざわざ品川で途中下車して

買ってきてくれた夫に感謝の気持ちでいっぱい。

あぁ、この人と結婚してよかったなぁと

思うときはこういうときである。

彼は、思いやりで溢れたとっても優しい人だ。


私がカヌレを両手で掲げて小躍りしている姿を見て、

真面目に、

「君が笑っている姿を見るだけで泣きそう」とか言いながら、

泣いてしまうような男だ。


そんな彼の前で、私は冷酷非道な鬼嫁以外の

何物でもない。

だって、彼にはバレンタインをあげてないも等しいのだから。

そう、駅構内で売っているミニクロワッサンのお店で、

チョコレートのパンとアップルデニッシュを買っただけ。


彼は、ナッツアレルギーなので、

毎回、ナッツの入っていないチョコレートを探すのが

困難なのである。

付き合った当初は手作りもしていたものの、

最近は、全くしていない。。。



あぁぁ、来年こそは手作りで何かあげよう。

毎年、誓っているような気がするけれど、

必ず、来年こそは。



今夜は、豚バラ肉と新じゃがの煮物。

彼の大好物をコトコトと煮込んでいる。

味がしみ込んだお肉とじゃがいも、

たまらないだろうな。



『結婚のずっと前』坂之上洋子








結婚したころに買った大切な大切な本。

素敵な写真と美しい言葉がたくさんつまっている。



日常に追われて忘れがちな、人間として大事なことを思い出させてくれる。


結婚を控えている友達へのお祝いとしても喜ばれる。



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言葉は人を支える宝物。
女子のための読書を提案中!

いくつかの質問をさせていただき、あなたのためにとっておきの5冊を無料で紹介します。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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『おまえじゃなきゃだめなんだ』角田光代







さらっと読める大人のための恋愛短編小説。

ジュエリーショップでのカップルたちの物語、
親友の女性四人組の生き方を高級旅館を舞台に綴った四つの物語など、
24の恋愛短編集です。

さまざまな女性の生き方を描いていて、
どれもさらさらと読みやすい一冊です。

夫婦の在り方を考えさせられたり、
誰かと比べた人生ではなく、自分の人生を取り戻したくなります。




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